3月26 日、産科病棟では新たな感染者は認められていない。今後の感染予防対策とし…
次の文を読み39〜41 の問いに答えよ。A 病院の産科病棟は院内助産を行っており、分娩が終了するまで家族も産婦と個室で過ごせるようにしている。院内助産で分娩し、退院7日後に母乳外来を訪れたBさんから、夫が麻疹と診断されたとの情報を得た。夫は退院日の2日前から咳および鼻汁の症状がみられ、退院日の夜から38.0 ℃の発熱があった。退院後2日目から発疹が出現した。B さんの夫の来院状況は以下のとおりであった。3 月3日 39 週0日、陣痛発来による入院に夫が付き添う4 日 分娩に夫が立ち会う5 日以降 退院まで毎日来院9 日 退院の迎えで来院
3月26 日、産科病棟では新たな感染者は認められていない。今後の感染予防対策として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 病棟内での家族の面会を中止する。家族の支援を妨げ、継続的な対策にもなりません。
- ⑵ 周産期の感染予防策の研修を定期的に行う。職員が同じ手順で動けるようになり、予防につながります。
- ⑶ 産科病棟に入院する者の予防接種歴を確認する。入院時に全員の接種歴を確かめることは現実的でありません。
- ⑷ 今後3週間、患者およびスタッフの症状の観察を行う。観察だけでは、今後の予防にはつながりません。
解説
正解は⑵です。今回の経験を踏まえ、麻疹をはじめとする周産期の感染症について定期的な研修を行い、職員が同じ手順で動けるようにすることが、今後の予防として最も効果的です。面会の中止は家族の支援を妨げ、入院する人の予防接種歴の確認は現実的でなく、観察だけでは再発の防止になりません。妊婦が多い病棟では、職員の抗体価の把握も重要な対策になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成