3月16 日、B さんから情報を聞き、産科病棟での感染管理を行うため、麻疹症状の…
次の文を読み39〜41 の問いに答えよ。A 病院の産科病棟は院内助産を行っており、分娩が終了するまで家族も産婦と個室で過ごせるようにしている。院内助産で分娩し、退院7日後に母乳外来を訪れたBさんから、夫が麻疹と診断されたとの情報を得た。夫は退院日の2日前から咳および鼻汁の症状がみられ、退院日の夜から38.0 ℃の発熱があった。退院後2日目から発疹が出現した。B さんの夫の来院状況は以下のとおりであった。3 月3日 39 週0日、陣痛発来による入院に夫が付き添う4 日 分娩に夫が立ち会う5 日以降 退院まで毎日来院9 日 退院の迎えで来院
3月16 日、B さんから情報を聞き、産科病棟での感染管理を行うため、麻疹症状のある者を確認したところ発症者はいなかった。患者およびスタッフの接触者のうち、予防接種歴が確認できなかった者は、現在も入院治療中の切迫早産の妊婦2人とスタッフ2人であった。病棟内で感染を拡大させないための対応として適切なのはどれか。
- ⑴ 切迫早産の妊婦2人に麻疹の予防接種を行う。生ワクチンであり、妊婦には接種できません。
- ⑵ 切迫早産の妊婦2人に γ -グロブリンを投与する。投与は接触から6日以内に限られ、時期を過ぎています。
- ⑶ 予防接種歴が確認できなかった接触者の麻疹の抗体価を調べる。免疫の有無を確かめ、その結果に応じて対応します。
- ⑷ 予防接種歴が確認できなかったスタッフは直ちに出勤停止とする。抗体の有無を確かめてから判断することになります。
解説
正解は⑶です。予防接種歴が確認できない接触者については、まず抗体価を調べて免疫があるかどうかを確かめ、その結果に応じて対応を決めます。妊婦には麻疹の予防接種を行えず、γ-グロブリンの投与は接触から6日以内に限られます。スタッフを直ちに出勤停止とするのではなく、抗体の有無で判断します。結果に応じて、ワクチンの接種や就業の制限を判断していきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成