A さん(33 歳、初産婦、会社員)。結婚後3年で妊娠。パートナーと2人暮らしで…
A さん(33 歳、初産婦、会社員)。結婚後3年で妊娠。パートナーと2人暮らしで、勤務歴は10 年。妊娠28 週0日、妊婦健康診査のため受診し、経過は順調であった。診察後に、A さんは助産師に「職場では妊娠を経験した人がいないので気持ちを分かってもらえない。妊娠は初めてのことなので、少しおなかが張ったりするとすぐ不安になってしまう。パートナーは妊娠を喜んでいるので、体調が悪いときも心配させないように明るく振る舞うようにしている。1人でいると落ち込んで涙が出ることがある」と訴えた。A さんの訴えを受け止めた後の助産師の対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「この時期の不安はよくあることです」一般化は、本人の気持ちを軽んじることになります。
- ⑵ 「パートナーに不安な気持ちを話してみましょう」気持ちを伝えることで、支え合う関係づくりにつながります。
- ⑶ 「体調が悪いときは、遠慮せずに仕事を休みましょう」体調の問題ではなく、今の訴えに応えていません。
- ⑷ 「妊娠の経過は順調なので、気にせずに頑張りましょう」不安を抑え込ませることになり、適切ではありません。
解説
正解は⑵です。Aさんはパートナーに心配をかけまいと気持ちを抑え、一人で抱え込んで涙が出ると語っています。パートナーに率直に伝えてみることを勧めることで、二人で支え合う関係づくりにつながります。よくあることと一般化することや、休業を勧めること、気にせず頑張るよう促すことは、気持ちに応えていません。気持ちを言葉にできるよう、伝え方を一緒に考えることも支援になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成