ソクマル助産師

産後6週0日。A さんは、地域の助産所の母乳相談を訪れ「子どもが先週から夜に寝て…

次の文を読み52、53 の問いに答えよ。A さん(41 歳、初産婦)。人工授精にて妊娠。予定帝王切開術にて男児を出産した。産褥8日、母子ともに出産後の経過は順調で、児の体重2,800 g で退院した。夫は単身赴任で、現在子どもと2人暮らし。実父母は県外で暮らしている。退院後3週間は実母が手伝いに来ていた。1か月健康診査では母子ともに健康であり、児の体重は3,800 g であった。
産後6週0日。A さんは、地域の助産所の母乳相談を訪れ「子どもが先週から夜に寝てくれなくて体が休まらない。疲れて家事も思うようにならない。母が帰ってから相談できる人がいない。母乳が足りないのかな」と訴えた。助産師がA さんの全身状態を観察した結果、褐色の悪露が少量あり、子宮底は恥骨上に硬く触れた。バイタルサインは正常であった。乳房は柔らかく、両乳房の乳管開口数10 本程度で射乳あり。1日の授乳回数は7、8回程度。児の体重は現在4,250 g であり、皮膚のトラブルはなかった。A さんと児の状態のアセスメントで適切なのはどれか。
設問は1つ選ぶ形だが、正答値表では3・5のいずれも正答としている(出題側が複数正解として扱った問)。どれを選んでも正解になる。

解説

正解は⑶と⑸で、どちらを選んでも正解になります。産後6週で子宮底が恥骨上に触れ褐色悪露が続いていることは、子宮復古がやや遅れている可能性を示します。同時に、実母が帰って相談できる人がおらず、疲労が強いことから育児のサポートの不足も明らかです。母乳は足りており、児にも育児技術にも問題はありません。身体の回復と生活の両面から、必要な支援を考えることが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成

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