正常分娩にて児が出生した。臍帯切断後、陰裂近くの臍帯を止めたコッヘル鉗子が下降し…
正常分娩にて児が出生した。臍帯切断後、陰裂近くの臍帯を止めたコッヘル鉗子が下降し、恥骨結合上の腹部を圧迫すると臍帯が下降し胎盤が娩出した。この場合の胎盤剝離徴候はどれか。2つ選べ。
- ⑴ Küstner〈キュストナー〉徴候圧迫しても引き込まれないことが、剝離を示します。
- ⑵ Schröder〈シュレーダー〉徴候子宮底の上昇と右方への偏位で確かめる所見です。
- ⑶ Ahlfeld〈アールフェルド〉徴候臍帯を止めた鉗子が下がることで、剝離が分かります。
- ⑷ Strassmann〈ストラスマン〉徴候この場面で確かめられた所見ではありません。
- ⑸ Mikulicz-Radecki〈ミクリッツ・ラデッキィ〉徴候臍帯の拍動の有無で確かめる別の所見です。
解説
正解は⑴と⑶です。恥骨結合上を圧迫しても臍帯が腟内へ引き込まれず下降したことはキュストネル徴候が陽性、臍帯を止めた鉗子が下がってきたことはアールフェルド徴候にあたり、いずれも胎盤が剝離したことを示します。シュレーダー徴候は子宮底の上昇と右方への偏位で確かめる別の所見になります。複数の徴候を確かめてから、胎盤を娩出することが大切になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成