在胎38 週4日、体重1,700 g で出生した男児。低体重のため保育器に収容さ…
在胎38 週4日、体重1,700 g で出生した男児。低体重のため保育器に収容された。呼吸障害はなかった。生後8時間から哺乳を開始。生後24 時間で無呼吸とともに両側上肢の間代性けいれんが30 秒間認められたため、血液検査が行われた。この児の血液生化学所見でけいれんの原因はどれか。
- ⑴ 血糖値 60 mg/dL血糖値60mg/dLは、正常の範囲にあたります。
- ⑵ 血清カリウム 3.0 mEq/L軽度の低下であり、けいれんの原因にはなりません。
- ⑶ 血清ナトリウム 130 mEq/L軽度の低下で、けいれんを起こす水準ではありません。
- ⑷ 血清カルシウム 6.5 mg/dL低カルシウム血症にあたり、けいれんの原因になります。
- ⑸ 血清総ビリルビン 10.0 mg/dLこの時期の値として、問題のない水準です。
解説
正解は⑷です。新生児の血清カルシウムの正常値は8〜10mg/dL程度で、6.5mg/dLは低カルシウム血症にあたり、けいれんの原因になります。低出生体重児では起こりやすく、早期に補正します。血糖値60mg/dLは正常、カリウム3.0mEq/Lとナトリウム130mEq/Lは軽度の異常、ビリルビン10.0mg/dLはこの時期として問題ありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成