27 歳の経産婦(2 妊1 産)。妊娠39 週、破水感を主訴に来院した。来院時内…
27 歳の経産婦(2 妊1 産)。妊娠39 週、破水感を主訴に来院した。来院時内診所見は子宮口2 cm 開大、展退度50 %、児頭下降度はSP - 1 cm。第1 頭位であった。入院3 時間後、子宮口7 cm 開大、展退度80 %、児頭下降度はSP +2 cm。小泉門が先進し、12 時方向に触れる。胎児心拍数陣痛図(別冊No. 7)を別に示す。次に行う対応はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 陣痛促進胎児心拍の異常がある状況で陣痛促進を行うと胎児の状態を悪化させるおそれがあります。
- ⑵ 体位変換体位変換で臍帯の圧迫を解除し、胎児心拍の改善を図ります。
- ⑶ 緊急帝王切開まず保存的な対応で改善を図り、直ちに帝王切開を行う段階ではないと考えられます。
- ⑷ 経腹超音波検査経腹超音波で胎位や回旋、胎児の状態を確認します。
- ⑸ 子宮収縮抑制薬の投与分娩は順調に進行しており、子宮収縮抑制薬を投与する理由はありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵と⑷です。経産婦が破水後に入院し、分娩は順調に進行しています。胎児心拍数陣痛図では、破水後の臍帯圧迫を示唆する変動一過性徐脈などの胎児心拍数の変化がみられると考えられます。まずは母体の体位変換で臍帯の圧迫を解除し、胎児の状態の改善を図ります。同時に経腹超音波検査で胎位や回旋の状態、胎児心拍などを確認し、臍帯の位置異常などの原因を評価します。改善しない場合は急速遂娩を検討します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成