64 歳の男性。腎細胞癌の術前呼吸機能評価のために受診した。自覚症状はなく、既往…
64 歳の男性。腎細胞癌の術前呼吸機能評価のために受診した。自覚症状はなく、既往歴に特記すべきことはない。身長164 cm、体重64 kg。呼吸音はfine cracklesを聴取する。呼吸機能検査を行ったところ、肺活量2,500 mL、1 秒量2,200 mL、努力性肺活量2,300 mL、予測肺活量3,600 mL、予測1 秒量2,900 mL であった。% 肺活量を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数第1 位を四捨五入すること。
- ⑴ 64 %64%は計算結果と一致しません。
- ⑵ 69 %2,500÷3,600×100=69.4で、四捨五入して69%です。
- ⑶ 76 %76%は1秒量を予測1秒量で割った値で、%肺活量ではありません。
- ⑷ 81 %81%は計算結果と一致しません。
- ⑸ 92 %92%は計算結果と一致しません。
解説
正解は⑵です。%肺活量は、実測した肺活量を、年齢・性別・身長から求めた予測肺活量で割って100を掛けた値です。本例では2,500÷3,600×100=69.4で、小数第1位を四捨五入して69%となります。%肺活量80%未満は拘束性換気障害を示し、本例ではfine cracklesを聴取することから間質性肺疾患の存在が疑われます。1秒率(1秒量÷努力性肺活量)は2,200÷2,300≒96%と保たれており、閉塞性換気障害は認めないと判断できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成