上部消化管内視鏡検査で数珠状の食道静脈瘤を認め、血マメ様のred color s…
上部消化管内視鏡検査で数珠状の食道静脈瘤を認め、血マメ様のred color signを認めた。この病変への対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 生検静脈瘤の生検は大出血を招くため禁忌です。
- ⑵ ステント留置術ステント留置は食道狭窄に対する治療で、静脈瘤には用いません。
- ⑶ トロンビン末の散布トロンビン末の散布は静脈瘤の破裂予防にはなりません。
- ⑷ 内視鏡的静脈瘤硬化療法出血リスクの高い静脈瘤には内視鏡的硬化療法を行います。
- ⑸ プロトンポンプ阻害薬の経口投与PPIは静脈瘤の破裂予防にはなりません。
解説
正解は⑷です。数珠状の食道静脈瘤に、破裂の危険が高いことを示すred color sign(発赤所見)を認めます。このような出血リスクの高い静脈瘤は、予防的な内視鏡治療の適応となり、内視鏡的静脈瘤硬化療法(EIS)や内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)を行います。静脈瘤への生検は大出血を招くため禁忌です。ステントは食道狭窄に用い、トロンビン末の散布は潰瘍などからの出血に用いるもので、静脈瘤の治療にはならないと判断します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成