我が国の人工妊娠中絶で正しいのはどれか。
我が国の人工妊娠中絶で正しいのはどれか。
- ⑴ 母子保健法に基づく。人工妊娠中絶は母子保健法ではなく母体保護法に基づきます。
- ⑵ 胎児異常も中絶の適応である。母体保護法には胎児異常を理由とする適応(胎児条項)は規定されていません。
- ⑶ 年間10 万件以上実施されている。年間の実施件数は減少傾向ながら、直近でも10万件以上です。
- ⑷ 本人の同意のみで実施可能である。原則として本人と配偶者の同意が必要です。
- ⑸ 経口中絶薬はすべての医師が処方できる。経口中絶薬を含め、人工妊娠中絶は母体保護法指定医師のみが行えます。
解説
正解は⑶です。わが国の人工妊娠中絶は母体保護法に基づき、都道府県医師会が指定した母体保護法指定医師のみが実施できます。適応は、妊娠の継続や分娩が身体的・経済的理由で母体の健康を著しく害するおそれがある場合と、暴行・脅迫による妊娠の場合に限られ、胎児異常は適応として規定されていません。原則として本人と配偶者の同意が必要です。実施件数は減少傾向ですが、2026年時点で把握される直近の年度でも年間12万件台と10万件以上です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成