ソクマル医師

60 歳の男性。3 週間前に受けた人間ドックの腹部超音波検査で右腎下極に径2.5…

60 歳の男性。3 週間前に受けた人間ドックの腹部超音波検査で右腎下極に径2.5 cm の腫瘤を指摘されたため来院した。自覚症状はない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)、沈渣に赤血球、白血球を認めない。血液所見:赤血球474 万、Hb 14.9 g/dL、Ht 43 %、白血球5,900、血小板20 万。血液生化学所見:総蛋白7.1 g/dL、アルブミン4.1 g/dL、総ビリルビン0.9 mg/dL、AST 24 U/L、ALT26 U/L、LD 156 U/L(基準124~222)、尿素窒素14 mg/dL、クレアチニン1.0mg/dL、Na 138 mEq/L、K 4.3 mEq/L、Cl 102 mEq/L。CRP 0.1 mg/dL。腹部造影CT の冠状断像(別冊No. 27)を別に示す。胸腹部CT では転移を認めない。最も適切な治療はどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑵です。人間ドックで偶然発見された径2.5cmの右腎腫瘤で、造影CTでは早期濃染と洗い出しを示す腎細胞癌が考えられます。転移はなく、腫瘍径4cm以下の限局性腎癌(T1a)であり、腎機能温存の観点から腎部分切除術が標準治療です。腎細胞癌は放射線治療や殺細胞性抗癌薬への感受性が低く、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬は進行・転移例に用います。腎盂・尿管癌には腎尿管全摘除術を行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成

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