中脳水道狭窄による閉塞性水頭症で生じやすいのはどれか。
中脳水道狭窄による閉塞性水頭症で生じやすいのはどれか。
- ⑴ 眼振眼振は小脳や脳幹の障害でみられ、水頭症に典型的ではありません。
- ⑵ 嚥下障害嚥下障害は延髄の障害でみられ、本病態で生じやすい症状ではありません。
- ⑶ 小脳失調小脳失調は小脳の障害でみられ、閉塞性水頭症の典型症状ではありません。
- ⑷ 舞踏運動舞踏運動は大脳基底核の障害でみられます。
- ⑸ うっ血乳頭頭蓋内圧亢進によりうっ血乳頭が生じやすいです。
解説
正解は⑸です。中脳水道狭窄による閉塞性水頭症では、第三脳室と側脳室に髄液が貯留して拡大し、頭蓋内圧が亢進します。頭蓋内圧亢進の三徴として頭痛、嘔吐、うっ血乳頭が知られ、うっ血乳頭は視神経鞘内の圧上昇により視神経乳頭が腫脹するものです。中脳背側の圧迫による上方注視麻痺(Parinaud症候群)や外転神経麻痺を伴うこともあります。乳児では頭囲拡大や大泉門膨隆、落陽現象がみられます。治療は第三脳室底開窓術などです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成