35 歳の初妊婦(1 妊0 産)。妊娠34 週4 日、妊婦健康診査のため来院した…
35 歳の初妊婦(1 妊0 産)。妊娠34 週4 日、妊婦健康診査のため来院した。これまで定期的に妊婦健康診査を受けている。身長158 cm、体重59 kg(非妊時51 kg)。血圧110/78mmHg。下腿に軽度の圧痕性浮腫を認める。腟鏡診で性器出血を認めない。腹部超音波検査では胎児発育と羊水量に異常を認めない。母子健康手帳の記載内容(別冊No. 3A)と胎児心拍数陣痛図(別冊No. 3B)とを別に示す。妊婦への説明で適切なのはどれか。
- ⑴ 「入院が必要です」血圧や胎児の状態に異常はなく、入院の必要はありません。
- ⑵ 「血液検査が必要です」異常を示す所見はなく、追加の血液検査を行う必要はありません。
- ⑶ 「妊娠経過は順調です」血圧、体重増加、胎児発育、羊水量に異常はなく、妊娠経過は順調と説明できます。
- ⑷ 「塩分を制限しましょう」血圧は正常で、軽度の浮腫は生理的なものであり、塩分制限を指導する必要はありません。
- ⑸ 「体重が過度に増加しています」非妊時から8 kgの増加は推奨範囲内であり、過度な体重増加ではありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。妊娠34週で、血圧は正常、胎児発育と羊水量にも異常はありません。体重増加は非妊時から8 kgで、非妊時BMI約20.4の普通体重の妊婦の推奨体重増加量(10〜13 kg、2021年の日本産科婦人科学会の目安)の範囲内に向かう順調な経過です。下腿の軽度の浮腫は妊娠後期に生理的にみられ、母子健康手帳と胎児心拍数陣痛図は本文から確認できませんが、異常のない記録と正常な胎児心拍数パターンが想定されます。したがって妊娠経過は順調と説明できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成