抗精神病薬の作用と関連しているのはどれか。
抗精神病薬の作用と関連しているのはどれか。
- ⑴ ドパミン受容体抗精神病薬はドパミンD2受容体を遮断することで効果を発揮します。
- ⑵ セロトニン受容体非定型抗精神病薬はセロトニン受容体にも作用しますが、共通の作用はドパミン受容体遮断です。
- ⑶ モノアミンオキシダーゼモノアミンオキシダーゼの阻害は一部の抗うつ薬やParkinson病治療薬の作用です。
- ⑷ アセチルコリンエステラーゼアセチルコリンエステラーゼの阻害はAlzheimer型認知症治療薬の作用です。
- ⑸ ノルアドレナリントランスポーターノルアドレナリントランスポーターの阻害は抗うつ薬やADHD治療薬の作用です。
解説
正解は⑴です。抗精神病薬は主に脳内のドパミンD2受容体を遮断して効果を発揮します。統合失調症の陽性症状(幻覚、妄想)は中脳辺縁系のドパミン過剰と関連すると考えられ、D2受容体の遮断で改善します。一方、黒質線条体系の遮断は錐体外路症状、漏斗下垂体系の遮断は高プロラクチン血症の原因となります。非定型抗精神病薬はセロトニン5-HT2A受容体の遮断作用も併せもちますが、すべての抗精神病薬に共通する作用機序はドパミン受容体の遮断です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成