Bell 麻痺の症状で誤っているのはどれか。
Bell 麻痺の症状で誤っているのはどれか。
- ⑴ 口角の下垂正しい記述です。表情筋の麻痺により麻痺側の口角が下垂します。
- ⑵ 前頭筋の麻痺正しい記述です。末梢性麻痺では前頭筋も麻痺し、額のしわ寄せができなくなります。
- ⑶ 聴覚過敏正しい記述です。アブミ骨筋神経の障害により聴覚過敏が生じます。
- ⑷ 複視複視は眼球運動を支配する脳神経の障害で起こり、Bell麻痺の症状ではないため、これが誤りです。
- ⑸ 味覚障害正しい記述です。鼓索神経の障害により舌前2/3の味覚障害が生じます。
解説
正解は⑷です。Bell麻痺は特発性の末梢性顔面神経麻痺で、単純ヘルペスウイルスの再活性化が関与すると考えられています。末梢性麻痺のため額のしわ寄せ(前頭筋)も障害され、口角の下垂や閉眼不全がみられます。顔面神経のアブミ骨筋神経が障害されると聴覚過敏、鼓索神経が障害されると舌前2/3の味覚障害が生じます。複視は動眼神経、滑車神経、外転神経の障害で起こり、顔面神経麻痺の症状ではありません。治療は副腎皮質ステロイドと抗ウイルス薬です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成