血中FSH 54 mIU/mL(基準5.2~14.4)、血中エストラジオール10…
血中FSH 54 mIU/mL(基準5.2~14.4)、血中エストラジオール10 pg/mL(基準25~75)の場合、続発性無月経の原因部位はどれか。
- ⑴ 視床視床は感覚の中継核で、月経周期の調節に直接関わる部位ではありません。
- ⑵ 視床下部視床下部性無月経ではGnRH分泌低下によりFSHも低値となり、本例の高FSHと合いません。
- ⑶ 下垂体下垂体性無月経ではFSHが低値となるため、本例とは合いません。
- ⑷ 副腎副腎の異常(先天性副腎過形成など)ではアンドロゲン過剰が問題となり、本例のホルモン値を説明できません。
- ⑸ 卵巣FSH高値とエストラジオール低値は、卵巣の機能不全による高ゴナドトロピン性無月経を示します。
解説
正解は⑸です。FSHが高値でエストラジオールが低値という組合せは、卵巣が反応できずエストロゲンを産生できないため、ネガティブフィードバックが外れて下垂体からのゴナドトロピンが増加している状態を示します。したがって無月経の原因部位は卵巣(高ゴナドトロピン性の卵巣性無月経)で、早発卵巣不全やTurner症候群などが代表です。視床下部性や下垂体性の無月経では、FSHもエストラジオールも低値(低ゴナドトロピン性)となります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成