思春期の脊柱側弯症の身体診察でみられないのはどれか。
思春期の脊柱側弯症の身体診察でみられないのはどれか。
- ⑴ 肋骨隆起前屈させると椎体の回旋により凸側の肋骨が盛り上がり、肋骨隆起として観察されます。
- ⑵ 胸椎の叩打痛特発性側弯症は通常無痛性で、叩打痛は感染や骨折、腫瘍などを示唆する所見です。
- ⑶ 片側肩甲骨の突出胸椎の回旋に伴い、片側の肩甲骨が突出してみえます。
- ⑷ 肩の高さの左右差脊柱の弯曲により左右の肩の高さに差が生じます。
- ⑸ ウエストラインの非対称体幹の偏りにより、ウエストラインの左右非対称がみられます。
解説
正解は⑵です。思春期特発性側弯症は脊柱の側方への弯曲と椎体の回旋を伴う変形で、疼痛を伴わないことが多いのが特徴です。身体診察では、前屈テストでの肋骨隆起(rib hump)、片側の肩甲骨の突出、肩の高さの左右差、ウエストラインの非対称を確認します。胸椎の叩打痛は脊椎炎や圧迫骨折、腫瘍などを示唆する所見で、側弯症ではみられません。疼痛を伴う側弯をみた場合は、腫瘍などによる二次性側弯を疑って精査します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成