47 歳の男性。検診で両眼底に視神経乳頭陥凹拡大を指摘されたため来院した。自覚症…
47 歳の男性。検診で両眼底に視神経乳頭陥凹拡大を指摘されたため来院した。自覚症状はない。矯正視力は両眼ともに1.0、眼圧は右眼20mmHg、左眼18mmHg。まず行うべき検査はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 隅角検査開放隅角か閉塞隅角かを鑑別するために必要な検査です。
- ⑵ 色覚検査先天色覚異常などの評価に用いる検査で、緑内障の診断には用いません。
- ⑶ 視野検査視神経障害による視野欠損を評価し、緑内障の診断に必須です。
- ⑷ Hess 赤緑試験眼球運動障害や複視の評価に用いる検査で、緑内障の診断には用いません。
- ⑸ 網膜電図検査〈ERG〉網膜の機能を評価する検査で、網膜色素変性などの診断に用います。
解説
正解は⑴と⑶です。視神経乳頭陥凹の拡大を指摘され、眼圧は正常範囲であることから、緑内障、特に我が国で最も多い正常眼圧緑内障が疑われます。緑内障の診断には、視神経障害に対応した視野欠損の有無と程度を評価する視野検査が必須です。また隅角検査で隅角の開大度を評価し、開放隅角緑内障と閉塞隅角緑内障を鑑別して治療方針を決めます。色覚検査、Hess赤緑試験、網膜電図は緑内障の診断には用いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成