脾腫の原因とならないのはどれか。
脾腫の原因とならないのはどれか。
- ⑴ 肝硬変門脈圧亢進によりうっ血性の脾腫をきたします。
- ⑵ Rotor 症候群体質性黄疸で肝機能は正常であり、門脈圧亢進や脾腫はきたしません。
- ⑶ 日本住血吸虫症虫卵が門脈枝に塞栓し、門脈圧亢進から脾腫をきたします。
- ⑷ Budd-Chiari 症候群肝静脈の閉塞により門脈圧亢進をきたし、脾腫がみられます。
- ⑸ 特発性門脈圧亢進症原因不明の門脈圧亢進をきたし、著明な脾腫を伴うのが特徴です。
解説
正解は⑵です。Rotor症候群は、肝細胞から胆汁中への抱合型ビリルビンの排泄・再取り込みが障害される常染色体潜性遺伝の体質性黄疸で、直接ビリルビン優位の高ビリルビン血症を示しますが、肝機能は正常で予後良好であり、門脈圧亢進や脾腫はきたしません。肝硬変、日本住血吸虫症、Budd-Chiari症候群、特発性門脈圧亢進症は、いずれも門脈圧亢進症の原因となり、うっ血性の脾腫をきたします。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成