脈管の解剖で正しいのはどれか。
脈管の解剖で正しいのはどれか。
- ⑴ 総肝動脈と総胆管は伴走する。総胆管に伴走するのは固有肝動脈で、総肝動脈ではありません。
- ⑵ 下腸間膜動脈は尿管に伴走する。尿管に伴走するのは性腺動静脈で、下腸間膜動脈ではありません。
- ⑶ 脾動脈は腹腔動脈から分岐する。脾動脈は腹腔動脈の3分枝の1つで、正しい記述です。
- ⑷ Glisson 鞘には肝動脈、肝静脈および胆管が存在する。Glisson鞘には門脈、肝動脈、胆管が含まれ、肝静脈は含まれません。
- ⑸ 上腸間膜静脈と下腸間膜静脈が合流して門脈を形成する。門脈は上腸間膜静脈と脾静脈が合流して形成されます。
解説
正解は⑶です。脾動脈は腹腔動脈から分岐する3本の枝(左胃動脈、総肝動脈、脾動脈)の1つで、膵上縁に沿って脾臓へ向かいます。総胆管に伴走するのは固有肝動脈で、肝十二指腸間膜内を門脈とともに走行します。尿管に伴走するのは性腺動静脈です。Glisson鞘には門脈、肝動脈、胆管の三つ組が存在し、肝静脈は含まれません。門脈は上腸間膜静脈と脾静脈が膵頸部の背側で合流して形成され、下腸間膜静脈は通常脾静脈に合流します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成