52歳の女性。1か月前からの腹部の張りと食欲の低下で受診した。医師が話を聞くと、…
52歳の女性。1か月前からの腹部の張りと食欲の低下で受診した。医師が話を聞くと、女性は仕事の忙しさ、母親の介護、最近の便通の変化、体重の減少について、思いつくままに次々と話した。話がひととおり終わったところで、医師が次に行う対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「それでは検査をしましょう」と伝えて、何も確かめずに採血と画像検査を指示する。話を整理しないまま検査を出すと、症状の経過や患者の関心事を取りこぼします。
- ⑵ 「お話が長くなりましたので、続きは次の受診のときにうかがいます」と区切る。体重減少など重要な情報が含まれています。整理せずに打ち切ると、診断に必要な確認ができません。
- ⑶ 「一番つらい症状を1つ選んでください」と、ほかの話題を打ち切って先に進める。1つだけに絞らせると、体重減少など大切な情報が切り捨てられるおそれがあります。
- ⑷ 「介護のお話は今日の診察では扱わないので、体の症状に絞って話してください」と伝える。生活の背景は症状や受診の理由に関わることがあります。話の一部を一方的に退けるのは不適切です。
- ⑸ 「ここまでのお話をまとめますと」と要点を言い直し、聞き違いがないか確かめる。話を要約して返すと、医師の理解が正しいかを確かめられ、患者も話を聞いてもらえたと感じられます。
解説
要点をまとめて言い直し、聞き違いがないかを確かめるのが適切です。患者が多くのことを次々に話したときは、医師が内容を要約して返すことで、自分の理解が正しいかを確かめられます。患者にとっても、話をきちんと聞いてもらえたと感じられ、言い忘れたことを付け加えるきっかけになります。この女性の話には、便通の変化や体重の減少といった大切な情報が含まれており、整理して確かめることが診断にも役立ちます。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。