60歳の男性。高血圧で通院している。昼食はほぼ毎日ラーメンかうどんを外食でとり、…
60歳の男性。高血圧で通院している。昼食はほぼ毎日ラーメンかうどんを外食でとり、汁は全部飲む。夕食は漬物と干物が多い。減塩を始めたいが、どこから手をつければよいかと相談した。最初の指導として最も効果が大きいと考えられるのはどれか。
- ⑴ 食塩を減らすため、麺類の昼食を菓子パンと甘い飲み物に置き換える。菓子パンにも食塩が含まれ、糖分と脂質が増えます。減塩の方法として適切ではありません。
- ⑵ 汗で塩分が出るので、運動を増やせば食事の塩分は今のままで差し支えない。運動は高血圧に有効ですが、汗による塩分の排出で食事の食塩の多さを補うことはできません。
- ⑶ 野菜に多いカリウムを避けるため、野菜を食べる量を減らす。腎臓の働きが保たれていれば、カリウムは血圧を下げる方向に働きます。野菜を減らす理由はありません。
- ⑷ 麺類の汁は飲まずに残し、漬物や干物を食べる回数を減らす。麺類の汁や漬物、干物には多くの食塩が含まれます。毎日の習慣を変えると減塩の効果が大きくなります。
- ⑸ 料理に使う食塩を、同じ量のしょうゆやみそに切り替える。しょうゆやみそにも食塩が多く含まれ、同じ量に置き換えても減塩にはなりません。
解説
麺類の汁を残し、漬物や干物を食べる回数を減らすよう勧めるのが最も効果的です。日本人の食塩摂取は、しょうゆやみそなどの調味料、麺類の汁、漬物や干物などの加工品から多くを占めます。毎日飲んでいる麺類の汁を残すだけでも、1食で数グラムの食塩を減らせます。しょうゆやみそへの置き換えでは減塩になりません。腎機能が保たれていれば、野菜や果物に多いカリウムは血圧を下げる方向に働きます。
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