51歳の女性。1年前から月経が不規則になり、最近は顔のほてりと発汗が1日に何度も…
51歳の女性。1年前から月経が不規則になり、最近は顔のほてりと発汗が1日に何度も起こるため受診した。妊娠反応は陰性である。この女性の血液検査で予想される結果の組合せとして最も適切なのはどれか。
- ⑴ 卵胞刺激ホルモンは高値、エストラジオールは高値更年期には卵巣の反応が乏しくなり、エストラジオールは低下します。両方が高値にはなりません。
- ⑵ 卵胞刺激ホルモンは低値、エストラジオールは高値この組合せはエストロゲンを産生する腫瘍などで見られるもので、更年期の変化とは逆です。
- ⑶ 卵胞刺激ホルモンは低値、エストラジオールは低値両方とも低いのは視床下部や下垂体の機能が低下した場合の組合せです。更年期では卵胞刺激ホルモンは上がります。
- ⑷ 卵胞刺激ホルモンは正常、プロラクチンは高値プロラクチン高値は乳汁漏出や無月経の原因になりますが、更年期のほてりを説明する変化ではありません。
- ⑸ 卵胞刺激ホルモンは高値、エストラジオールは低値卵巣機能が低下してエストロゲンが減ると、負のフィードバックが弱まり卵胞刺激ホルモンが上昇します。
解説
卵胞刺激ホルモンが高値、エストラジオールが低値の組合せが最も適切です。更年期には卵巣の卵胞が減って反応が乏しくなり、エストロゲンの分泌が低下します。すると視床下部と下垂体への負のフィードバックが弱まり、卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモンの分泌が増えます。ほてりや発汗は、エストロゲン低下に伴う自律神経の不安定さによる代表的な症状です。
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