0.45 Bq・cm⁻³の¹³⁷Cs と1.2 Bq・cm⁻³の⁸⁹Sr を含む…
0.45 Bq・cm⁻³の¹³⁷Cs と1.2 Bq・cm⁻³の⁸⁹Sr を含む放射性廃液を直ちに排水するための最小の希釈倍数はどれか。ただし、排水中の濃度限度を¹³⁷Cs は0.09 Bq・cm⁻³、⁸⁹Sr は0.3 Bq・cm⁻³とする。
- ⑴ 2どちらの核種についても不足します。137Cs単独でも比が5なので、5倍以上の希釈が必要です。
- ⑵ 3137Csの比が5なので3倍では濃度限度を超えたままです。合計の比で見れば9倍が必要になります。
- ⑶ 5137Cs単独では条件を満たしますが、89Srを合わせた比の和が9なので5倍では1を超えます。核種ごとに別々に判断してしまう誤りです。
- ⑷ 6比の和9を6で割ると1.5となり、まだ1を超えています。もう少し希釈が必要です。
- ⑸ 90.45/0.09=5、1.2/0.3=4で比の和は9です。9/n≦1よりn≧9となり、直ちに排水できる最小の希釈倍数は9倍です。
解説
正解は⑸です。複数の核種を含む排水では、各核種の濃度をそれぞれの濃度限度で割った値の合計が1以下になることが必要です。希釈前の比を求めると、137Csは0.45÷0.09=5、89Srは1.2÷0.3=4で、合計は9になります。希釈倍数をnとすると9÷n≦1が条件ですから、n≧9となり、最小の希釈倍数は9倍です。片方の核種だけを見て5倍や4倍と考えると不足するので、必ず比の和で判断する点が要点になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成