乳房撮影の圧迫の効果のうち散乱X 線の減少が画質に与える影響で正しいのはどれか。…
乳房撮影の圧迫の効果のうち散乱X 線の減少が画質に与える影響で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 動きのボケ防止圧迫の効果ではありますが、乳房を固定して動きを抑えることによるもので、散乱X線の減少とは別の機序です。
- ⑵ 雑音特性の向上圧迫による線量条件の改善に関わる項目で、この設問が問う「散乱X線の減少」がもたらす画質への影響としては挙げられていません。
- ⑶ 空間分解能の向上散乱X線は画像全体にかぶりを与えて細かい構造の識別を妨げます。散乱が減ることで微小石灰化などの細部の描出が改善します。
- ⑷ 幾何学的ボケの減少圧迫で乳房が薄くなり検出器に近づくことで半影が小さくなる効果で、散乱線の減少によるものではありません。
- ⑸ コントラストの向上散乱X線は一次X線に均一なかぶりを重ねて被写体コントラストを下げます。散乱が減ればコントラストは向上します。
解説
正解は⑶と⑸です。散乱X線は画像全体に均一なかぶりを加えるため、被写体コントラストを低下させ、微小な石灰化のような細かい構造の識別も妨げます。圧迫によって乳房が薄く均一になると散乱X線が減るので、コントラストが向上し、細部の描出も改善します。残りの選択肢も圧迫の効果ではありますが、動きのボケ防止は乳房を固定することによるもの、幾何学的ボケの減少は乳房厚が減って検出器に近づくことによるもので、散乱線の減少がもたらす影響ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成