骨盤部のX 線写真(別冊No. 6)を別に示す。正しい組合せはどれか。
骨盤部のX 線写真(別冊No. 6)を別に示す。正しい組合せはどれか。
- ⑴ ア ― 仙腸関節仙腸関節は仙骨と腸骨の間に縦に細長く見える関節裂隙です。アの指す位置はこの特徴に一致しません。
- ⑵ イ ― 閉鎖孔恥骨と坐骨に囲まれた卵円形の透過像が閉鎖孔で、図のイがこれに当たります。左右対称の黒い抜けとして描出されます。
- ⑶ ウ ― 坐骨坐骨は閉鎖孔の後下方にあり坐骨結節をなす骨です。ウの指す位置とは一致しません。
- ⑷ エ ― 大転子大転子は大腿骨頸部の外側で外方に突出する骨の隆起です。エの指す位置はこれに当たりません。
- ⑸ オ ― Jacoby〈ヤコビー〉線ヤコビー線は左右の腸骨稜の最上端を結ぶ線で、第4腰椎の高さの目安になります。オの指すものとは異なります。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。骨盤部正面像では、恥骨と坐骨に囲まれた左右対称の卵円形の抜けが閉鎖孔として描出され、図のイがこれに当たります。閉鎖孔は骨で囲まれた穴なのでX線が透過して黒く抜け、左右の形の差から体位の回転の有無を判定する目安にもなります。仙腸関節は仙骨と腸骨の間の縦に細長い裂隙、坐骨は閉鎖孔の後下方の骨、大転子は大腿骨頸部の外側に突出する部分、ヤコビー線は左右の腸骨稜上端を結ぶ線で、いずれも位置が異なります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成