骨塩定量検査で大腿骨頸部を測定部位とするのはどれか。
骨塩定量検査で大腿骨頸部を測定部位とするのはどれか。
- ⑴ 定量的CT〈QCT〉法定量的CT法はCT値から体積骨密度を求める方法で、主に腰椎椎体を対象とします。大腿骨頸部が標準的な測定部位ではありません。
- ⑵ 定量的超音波〈QUS〉法定量的超音波法は超音波の伝搬速度と減衰から評価する方法で、測定部位は踵骨が主です。X線を使わない検診向けの簡便法です。
- ⑶ X 線写真濃度測定〈RA〉法X線写真濃度測定法はアルミ階段とともに手を撮影して濃度を比較する方法で、対象は中手骨などの手の骨です。
- ⑷ 単一エネルギーX 線吸収測定〈SXA〉法単一エネルギーX線吸収測定法は軟部組織の厚みが一定な踵骨や前腕を対象とします。軟部組織の補正ができないため体幹部は測定できません。
- ⑸ 二重エネルギーX 線吸収測定〈DXA〉法DXAは2種のエネルギーで骨と軟部組織を分離できるため体幹部も測定でき、腰椎と大腿骨頸部が標準的な測定部位となっています。
解説
正解は⑸です。二重エネルギーX線吸収測定法(DXA)は2種類のエネルギーのX線の減弱差から骨と軟部組織を分離して骨密度を求める方法で、腰椎と大腿骨頸部(近位大腿骨)が標準的な測定部位です。骨折リスクの評価や骨粗鬆症の診断基準もこの部位の測定値を基準にしています。QCTは主に腰椎椎体、QUSは踵骨、RAは手指の骨、SXAは踵骨や前腕といった軟部組織の厚みが一定な末梢部位を対象とし、大腿骨頸部は測定しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成