頸椎斜位撮影で正しいのはどれか。
頸椎斜位撮影で正しいのはどれか。
- ⑴ 顎を引かせる。顎を引くと下顎骨が上位頸椎に重なって観察を妨げます。斜位では顎を軽く上げて重なりを避けます。
- ⑵ 撮影距離を50 cm にする。50 cmでは拡大と半影が大きくなり画質が落ちます。頸椎撮影の撮影距離は100〜150 cmが標準です。
- ⑶ 非検側の肩を検出器面に密着させる。観察側を検出器から離す背腹方向の斜位が基本なので、非検側の肩を検出器面に密着させて体幹を約45度回転させます。
- ⑷ 検出器面に対して前額面を20 °にする。椎間孔を開いて描出するには約45度の回転が必要です。20度では回転が不足して椎間孔が椎体と重なります。
- ⑸ 中心X 線は水平面から尾頭方向30 °で入射する。入射角は尾頭方向へ約15度が標準です。30度では傾けすぎで椎体や椎間孔の形が崩れます。
解説
正解は⑶です。頸椎斜位撮影は椎間孔と椎間関節を観察する目的で行い、検出器に対して体幹(前額面)を約45度回転させます。このとき観察したい側を検出器から離す背腹方向の斜位が基本で、非検側の肩を検出器面に密着させる体位をとります。撮影距離は100〜150 cmを標準とし、中心X線は椎間孔が開いて見えるように尾頭方向へ約15度傾けて入射します。顎は軽く上げて下顎骨と上位頸椎の重なりを避ける点も押さえてください。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成