CT 像の三次元画像処理で正しいのはどれか。
CT 像の三次元画像処理で正しいのはどれか。
- ⑴ 最大値投影法は最大ボクセル値を投影面に表示する。最大値投影法は視線方向に並ぶボクセルの最大値を投影面に表示します。造影血管や高吸収構造の抽出に用いる方法で、記述どおりです。
- ⑵ 仮想内視鏡は臓器外部に視点を置いた画像を表示する。仮想内視鏡は臓器の内側に視点を置き、管腔内を内視鏡のように見る画像です。臓器外部に視点を置くという記述は誤りです。
- ⑶ 曲面任意多断面再構成法は任意の直線断面を抽出して表示する。CPRは血管など曲がった構造に沿った曲面を切り出して平面に展開する方法です。任意の直線断面を抽出するのはMPRです。
- ⑷ ボリュームレンダリング法は物体の表面だけを立体的に表示する。ボリュームレンダリングは不透明度を割り当てて内部情報も含めた立体像をつくります。表面だけを表示するのは表面表示法です。
- ⑸ 表面表示法は閾値による表面情報だけでなく内部情報を含む画像を表示する。表面表示法は閾値で抽出した境界面のみを表示し、内部情報は含みません。内部を含めて表示するのはボリュームレンダリングです。
解説
正解は⑴です。最大値投影法(MIP)は視線に沿って並ぶボクセルのうち最大値だけを投影面に表示する方法で、造影された血管や高吸収の構造を抽出して見るのに使われます。仮想内視鏡は臓器の内部に視点を置いて内視鏡のような像をつくる方法、曲面任意多断面再構成(CPR)は血管などに沿った曲面を平面に展開する方法です。ボリュームレンダリングは内部情報も反映した半透明の立体表示、表面表示法は閾値で抽出した表面だけの表示で、後の二つは説明が入れ替わっています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成