歯科用X 線装置で正しいのはどれか。
歯科用X 線装置で正しいのはどれか。
- ⑴ 口内法撮影用X 線装置は可動絞り装置がついている。口内法用装置は照射野が定まった固定式の照射筒を用い、可動絞りは備えていません。照射野の大きさは法令で規定されています。
- ⑵ 口内法撮影用X 線装置のX 線管は回転陽極管である。口内法用の小型X線管は固定陽極管です。回転陽極管は大容量が必要な一般撮影用やCT用に使われます。
- ⑶ 歯科用コーンビームCT 装置は視野サイズの変更ができない。歯科用コーンビームCTは目的に応じて数cmから十数cmの範囲で視野(FOV)を選べる機種が一般的です。
- ⑷ パノラマX 線撮影装置は歯列弓に合わせた画像を取得できる。回転中心を移動させながらスリット状のX線で走査するため、湾曲した歯列弓を1枚に展開した画像を得られます。
- ⑸ 歯科用コーンビームCT 装置は全身用CT 装置に比べ被ばく量が多い。歯科用コーンビームCTは撮影範囲が狭く線量も抑えられており、実効線量は全身用CT装置より一般に少なくなります。
解説
正解は⑷です。パノラマX線撮影装置はX線管と検出器を患者の頭部を挟んで回転させ、回転中心を移動させながらスリット状のX線で連続撮影することで、湾曲した歯列弓を1枚の平面像に展開して描出します。口内法撮影用装置は照射野が固定された照射筒で規定されており可動絞りはなく、X線管も固定陽極管です。歯科用コーンビームCTは視野サイズを選択でき、撮影範囲が限られるため全身用CT装置より被ばくは少ない点も押さえてください。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成