散乱線除去グリッドで誤っているのはどれか。
散乱線除去グリッドで誤っているのはどれか。
- ⑴ 静止グリッドはX 線ビームに対して動かさずに使用する。X線ビームに対して動かさずに使うグリッドを静止グリッドと呼びます。定義どおりで正しい記述です。
- ⑵ 集束グリッドは吸収はくの面の延長上のある距離で集まる。吸収はくの面の延長線がある距離(集束距離)で一線に集まる構造をもつのが集束グリッドです。正しい記述です。
- ⑶ 平行グリッドは吸収はくの面が互いに平行で入射面に垂直である。吸収はくの面が互いに平行で入射面に垂直な構造をもつのが平行グリッドです。正しい記述です。
- ⑷ テーパグリッドは吸収はくの高さが実中心線に近づくにつれて減少する。テーパグリッドは実中心線から遠ざかる周辺部で吸収はくの高さが低くなります。「近づくにつれて減少する」は逆なので、この記述が誤りで正解です。
- ⑸ クロスグリッドは二つの直線グリッドの吸収はくの方向がある角度をもって一体に形成されている。二つの直線グリッドを吸収はくの方向が角度をもつように重ねて一体化したものがクロスグリッドです。正しい記述です。
解説
正解は⑷です。テーパグリッドは実中心線から遠ざかるほど、つまり周辺部に向かって吸収はくの高さが低くなるように作られたグリッドです。斜めに入射する一次X線をさえぎらないようにするためにこの構造をとります。したがって「実中心線に近づくにつれて減少する」という記述は向きが逆で誤りです。他の選択肢の静止グリッド・集束グリッド・平行グリッド・クロスグリッドの説明は、いずれも定義どおりの正しい記述になっています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成