CR 装置で正しいのはどれか。
CR 装置で正しいのはどれか。
- ⑴ 輝尽性蛍光体をX 線検出器として用いる。CRのイメージングプレートは輝尽性蛍光体でX線を吸収して潜像を蓄え、レーザ励起で読み出します。まさにX線検出器として機能しています。
- ⑵ フェーディング現象によって画質が向上する。フェーディングは時間経過で潜像が失われる現象で、信号が減るため画質は低下します。撮影後は速やかに読み取る必要があります。
- ⑶ リアルタイムに画像を観察することができる。プレートを読取装置に入れて走査する必要があるため即時表示はできません。リアルタイム観察ができるのはFPDやI. I. です。
- ⑷ 記録消去用加熱で繰り返し使用することができる。消去は強い可視光(消去光)を照射して行います。加熱して読み出すのは熱ルミネセンス線量計(TLD)です。
- ⑸ 輝尽発光と輝尽励起光の波長は近い方が読み取り精度が高い。輝尽励起光と輝尽発光の波長は離れている方が光学フィルタで分離しやすく、読み取り精度が上がります。近い方がよいという記述は逆です。
解説
正解は⑴です。CR装置ではイメージングプレートに塗布されたBaFX:Eu2+などの輝尽性蛍光体がX線を吸収し、そのエネルギーを潜像として蓄えます。これを赤色レーザで走査すると青色の輝尽発光が起こり、光電子増倍管で読み取ってデジタル画像にします。読み取り後は強い可視光を当てて残った潜像を消去し、繰り返し使用します。加熱による消去ではありません。読み取りは撮影後に行うためリアルタイム観察はできず、フェーディングは信号が減る現象なので画質を下げます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成