1 cm 線量当量率が値付けられている¹³⁷Cs の標準点線源(線源から1 m …
1 cm 線量当量率が値付けられている¹³⁷Cs の標準点線源(線源から1 m 離れた基準点P における線量率:60 μSv・h⁻¹、不確かさ:2.4 μSv・h⁻¹)を用いてサーベイメータを校正する。基準点P におけるサーベイメータの指示値の平均値が64 μSv・h⁻¹、その不確かさは5.1 μSv・h⁻¹であった。このサーベイメータの校正定数の合成された相対標準不確かさに最も近いのはどれか。ただし、散乱線およびバックグランドの影響は無視できるものとする。
- ⑴ 0.01二つの不確かさが打ち消し合うと考えた場合の値です。独立な不確かさは差ではなく二乗和平方根で合成します。
- ⑵ 0.05線源側の0.040に近い値で、サーベイメータ側の0.0797を考慮していません。両方を合成すると0.089になります。
- ⑶ 0.09相対不確かさは2.4/60=0.040と5.1/64=0.0797で、√(0.040²+0.0797²)≒0.089です。除算で伝播するため相対値の二乗和平方根が答えになります。
- ⑷ 0.13二つの相対不確かさを単純に足した0.040+0.0797≒0.12に近い値です。独立な成分は加算ではなく二乗和平方根で合成します。
- ⑸ 0.17合成の仕方を誤って過大評価した値です。合成則から、最大の成分0.0797の√2倍程度を大きく超えることはありません。
解説
正解は⑶です。校正定数は基準点の線量率を指示値で割った値N=60/64なので、その相対標準不確かさは二つの相対不確かさを二乗和平方根で合成して求めます。線源側は2.4/60=0.040、サーベイメータ側は5.1/64=0.0797ですから、√(0.040²+0.0797²)=√0.00795≒0.089となり、約0.09が答えです。掛け算・割り算で伝播させる量は相対値で合成する点、絶対値のまま足したり単純に加算したりしない点が要点になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成