画像に含まれる対象物のエッジを検出するフィルタで正しいのはどれか。
画像に含まれる対象物のエッジを検出するフィルタで正しいのはどれか。
- ⑴ 移動平均フィルタ移動平均フィルタは近傍の画素値を平均する平滑化フィルタです。雑音は減りますが、エッジもぼけてしまいます。
- ⑵ ソーベルフィルタ1次微分を近似して画素値の勾配を求める空間フィルタで、水平・垂直方向の応答を合成することで輪郭を検出できます。
- ⑶ ガウシアンフィルタガウシアンフィルタは重みをガウス分布に従わせた平滑化フィルタです。エッジ検出の前処理には使えますが、それ自体はエッジを検出しません。
- ⑷ メディアンフィルタメディアンフィルタは近傍の画素値の中央値を取る非線形フィルタで、スパイク状の雑音除去に優れます。エッジ検出のフィルタではありません。
- ⑸ バターワースフィルタバターワースフィルタは周波数空間で用いる低域通過フィルタで、SPECT再構成の平滑化などに使われます。エッジ強調とは逆の働きです。
解説
正解は⑵です。ソーベルフィルタは注目画素の周囲3×3の画素に正負の重みを与えて画素値の1次微分(勾配)を近似する空間フィルタで、水平方向と垂直方向の演算結果を合成することにより、濃度変化の大きい輪郭(エッジ)を強調します。エッジ検出にはこのほかPrewittフィルタや、2次微分を用いるラプラシアンフィルタがあります。他の選択肢はいずれも高周波成分を抑えて画像を滑らかにする平滑化・雑音除去系のフィルタで、エッジはかえって弱まります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成