EPID を用いたリニアックの品質管理項目に含まれないのはどれか。
EPID を用いたリニアックの品質管理項目に含まれないのはどれか。
- ⑴ 照射野の確認EPIDで撮影した画像から照射野の大きさや形状、光照射野との一致を確認できます。品質管理項目に含まれます。
- ⑵ 絶対線量校正EPIDは相対的な線量分布や幾何学的精度の確認に使う装置で、水吸収線量標準に基づく絶対線量校正は電離箱と水ファントムで行います。含まれないためこれが正答です。
- ⑶ 線量の平坦度・対称性EPIDで得た線量プロファイルから平坦度と対称性を評価できます。フィルムに代わる日常点検の手段として使われています。
- ⑷ ガントリの回転中心精度ガントリを回転させながらボールと照射野の位置関係をEPIDで撮影するWinston-Lutz試験で、回転中心精度を評価できます。
- ⑸ コリメータの回転中心精度コリメータを回転させたときの照射野中心のずれもEPID画像から評価でき、回転中心精度の点検項目に含まれます。
解説
正解は⑵です。EPID(electronic portal imaging device)はアモルファスシリコン検出器で照射ビームそのものを画像化する装置で、照射野の大きさや形状と光照射野との一致、線量プロファイルの平坦度・対称性、ガントリやコリメータの回転中心精度(Winston-Lutz試験)、MLCの位置精度など、幾何学的精度と相対的な線量分布の点検に広く用いられます。一方、絶対線量校正は水吸収線量標準にトレーサブルな電離箱と水ファントムで行うもので、EPIDでは代用できません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成