放射性医薬品投与2 時間後のシンチグラム(別冊No. 5)を別に示す。投与部位は…
放射性医薬品投与2 時間後のシンチグラム(別冊No. 5)を別に示す。投与部位はどれか。
- ⑴ 経口経口投与では食道から胃・腸管に沿った集積が現れます。投与部位から線状にリンパ管が伸びる像にはなりません。
- ⑵ 静脈静脈内投与では薬剤が全身の血流に乗るため、標的臓器や血液プールが描出されます。投与部位が強く残るのは血管外漏出のときだけです。
- ⑶ 動脈動脈内投与ではその動脈が支配する領域全体に薬剤が分布します。リンパ管とリンパ節が数珠状に描出される像とは異なります。
- ⑷ 皮下投与部位の強い集積からリンパ管が線状に伸び、リンパ節に集積が現れる典型的なリンパシンチグラフィの所見で、皮下(皮内)投与を示します。
- ⑸ 脳脊髄腔脳脊髄腔(髄腔内)投与では脊柱に沿った髄液腔と脳基底部・脳表に集積が広がります。四肢の投与部位から伸びる像にはなりません。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。示されているのは、投与部位そのものに強い集積があり、そこから細い線状の集積が伸びて数個の小さな集積(リンパ節)に達している像で、皮下または皮内に投与するリンパシンチグラフィの典型的な所見です。この検査はセンチネルリンパ節の同定やリンパ浮腫の評価で行われます。静脈内投与であれば血液を介して標的臓器や血液プールが全体に描出され、投与部位だけが強く残って線状に連なることはありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成