放射性医薬品と評価項目の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。
放射性医薬品と評価項目の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 99mTcO4- ― 唾液腺機能パーテクネテートは唾液腺に能動的に取り込まれるため、唾液腺シンチグラフィによる唾液腺機能の評価に用いられます。
- ⑵ 99mTc-GSA ― 胆汁の流れ99mTc-GSAは肝細胞のアシアロ糖蛋白受容体に結合する薬剤で、評価するのは肝の受容体量(肝予備能)です。胆汁の流れではありません。
- ⑶ 99mTc-HSA-D ― 消化管出血99mTc-HSA-Dは血液プールに長くとどまるため、腸管内への造影剤の漏れを追う形で消化管出血の部位検索に利用できます。
- ⑷ 99mTc-PMT ― 肝受容体99mTc-PMTは肝細胞に取り込まれて胆汁中へ排泄される薬剤で、肝胆道シンチグラフィとして胆汁の流れを評価します。肝受容体はGSAです。
- ⑸ 99mTc-スズコロイド ― 異所性胃粘膜99mTc-スズコロイドは網内系に取り込まれ肝脾・骨髄シンチに用います。異所性胃粘膜(Meckel診断)に使うのはパーテクネテートです。
解説
正解は⑴と⑶です。99mTcO4−(パーテクネテート)はヨウ素と似た挙動を示し、甲状腺だけでなく唾液腺にも能動的に取り込まれるため、唾液腺シンチグラフィとしてSjögren症候群などの唾液腺機能評価に用いられます。99mTc-HSA-Dはヒト血清アルブミンを標識した血液プール製剤で、血管内に長くとどまる性質を生かして消化管出血の部位検索や蛋白漏出の評価に使われます。他の3つは薬剤と評価項目の対応が入れ替わっています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成