スピンエコー法のパルスシーケンスを図に示す。矢印①の印加パルスに最も関係する構成…
スピンエコー法のパルスシーケンスを図に示す。矢印①の印加パルスに最も関係する構成機器はどれか。
- ⑴ 受信コイル受信コイルはエコー信号を受け取る部分で、パルスを印加する側ではありません。図では信号の段に描かれます。
- ⑵ 送信コイル送信コイルは90度・180度のRFパルスを与える部分です。①は傾斜磁場の段にあるパルスなので該当しません。
- ⑶ スライス選択傾斜磁場コイルスライス選択傾斜磁場はRFパルスと同時に印加され、励起する断面を決めます。エコー収集の区間に置かれるものではありません。
- ⑷ 位相エンコード傾斜磁場コイル位相エンコード傾斜磁場は励起後、エコー収集の前に短く印加され、繰り返しごとに大きさを変えます。読み出し区間には重なりません。
- ⑸ 周波数エンコード傾斜磁場コイルエコー収集の区間に合わせて印加され、読み出し方向の位置情報を周波数の差として与えるのが周波数エンコード(読み出し)傾斜磁場です。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。スピンエコー法のシーケンスでは、90度パルスと180度パルスの印加に合わせてスライス選択傾斜磁場が加わり、続いて位相エンコード傾斜磁場が加わったあと、エコー信号を収集する読み出し期間に合わせて周波数エンコード(読み出し)傾斜磁場が印加されます。矢印①はエコー収集の区間に重なる位置で傾斜磁場の段に描かれているので、読み出し方向の位置情報を共鳴周波数の差として与える周波数エンコード傾斜磁場コイルが関係します。RFの段か傾斜磁場の段か、どの時間に置かれているかが判断の手がかりです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成