原子力災害時の避難退域時検査として避難者に対して実施する体表面汚染の測定に適した…
原子力災害時の避難退域時検査として避難者に対して実施する体表面汚染の測定に適したサーベイメータで正しいのはどれか。
- ⑴ 電離箱式電離箱式はγ線の線量率測定に用いる測定器で、感度が低く体表面のβ線汚染を検出する用途には向きません。
- ⑵ 半導体式半導体式は小型軽量で線量率測定や個人線量の測定に使われますが、表面汚染検査用の広い窓をもつ機器ではありません。
- ⑶ GM 計数管式端窓型・パンケーキ型のGM計数管式はβ線感度が高く堅牢で扱いやすいため、体表面汚染のスクリーニングに最も適します。
- ⑷ 比例計数管式比例計数管式はα線とβ線の弁別ができる優れた測定器ですが、計数ガスの補給など取扱いが煩雑で、多人数の現場スクリーニングには不向きです。
- ⑸ ZnS(Ag)シンチレーション式ZnS(Ag)シンチレーション式はα線の測定に用いる検出器です。避難退域時検査で主に問題となるβ線の測定には適しません。
解説
正解は⑶です。避難退域時検査で調べるのは、避難者の体表面や衣服に放射性物質が付着していないかどうかで、対象となる核種はβ線を放出するものが中心です。GM計数管式サーベイメータは端窓型やパンケーキ型の大きな窓をもち、β線に対する感度が高く、構造が簡単で堅牢、扱いやすく多人数を短時間で測れるため、この用途に最も適しています。原子力災害時の避難退域時検査でも、実際にGM計数管式サーベイメータが体表面汚染の測定機器として位置づけられています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成