FPD の雑音特性に最も影響するのはどれか。
FPD の雑音特性に最も影響するのはどれか。
- ⑴ 構造雑音構造雑音は素子間の感度差や欠陥に起因する固定パターン雑音で、較正で補正できるため通常は量子雑音より寄与が小さくなります。
- ⑵ 焦点寸法焦点寸法は幾何学的ぼけを通じて空間分解能に影響する要素で、雑音特性を決める主因ではありません。
- ⑶ 検出量子数検出量子数のゆらぎ(量子雑音)が最も支配的で、雑音は√Nに比例するためSN比は検出量子数の平方根で決まります。
- ⑷ 量子化雑音量子化雑音はアナログ・デジタル変換の階調の刻みに起因する雑音で、通常は十分細かい階調が確保され量子雑音より小さくなります。
- ⑸ dexel〈detector element〉寸法dexel寸法は主に標本化間隔と空間分解能を決める要素です。画素面積を通じて集める光子数に影響しますが、雑音の主因は量子数のゆらぎです。
解説
正解は⑶です。FPDの雑音のうち最も支配的なのは、検出器に到達して信号に寄与する光子の数のゆらぎ、すなわち量子雑音です。光子数はポアソン分布に従うので、検出量子数がNのとき雑音は√Nとなり、SN比は√Nに比例します。つまり検出量子数が少ない(線量が低い、あるいは量子検出効率が低い)ほど画像はざらつきます。構造雑音や量子化雑音、dexel寸法や焦点寸法も画質に影響しますが、通常の撮影条件では量子雑音に比べて寄与が小さく、最も影響するとはいえません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成