頭部CT 像(別冊No. 12)を別に示す。正しい組合せはどれか。
頭部CT 像(別冊No. 12)を別に示す。正しい組合せはどれか。
- ⑴ ア ― 小脳小脳は後頭蓋窩で第四脳室の背側に左右に広がる実質として写ります。アが指す構造は小脳に該当しません。
- ⑵ イ ― 延髄延髄は第四脳室より足側の高さで、大後頭孔に向かって細くなる部分です。この断面でイが指す構造とは一致しません。
- ⑶ ウ ― 後頭葉後頭葉は小脳より頭側・背側にある大脳半球の後方部分で、ウが指す構造には該当しません。
- ⑷ エ ― 第四脳室小脳の前方、橋・延髄の背側にある低吸収の髄液腔がエの位置にあたり、第四脳室として正しい組合せです。
- ⑸ オ ― 四丘体槽四丘体槽は中脳背側にある髄液腔で、第四脳室が写るこの断面より頭側の高さで観察されます。オの位置とは一致しません。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。第四脳室は橋・延髄の背側と小脳の前方にはさまれた脳脊髄液の腔で、この高さの頭部CTでは小脳の前方に位置し、周囲の脳実質より暗く写る(低吸収の)テント状から三角形の構造として見えます。エが指すのはこの位置にある低吸収域なので、第四脳室という組合せが正しいものです。小脳は第四脳室の背側で左右に広がる実質、四丘体槽は中脳背側の高さにある髄液腔で、いずれもエの位置とは一致しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成