経静脈性尿路造影写真(別冊No. 9)を別に示す。時系列が正しいのはどれか。
経静脈性尿路造影写真(別冊No. 9)を別に示す。時系列が正しいのはどれか。
- ⑴ ア → イ → ウ → エア→イ→ウ→エの順では造影剤が膀胱から腎へ逆行することになり、造影剤の流れと合いません。
- ⑵ イ → ウ → エ → アイ→ウ→エ→アの順では腎実質相が中間に入ってしまい、最初に腎実質が濃染するという順序に反します。
- ⑶ ウ → イ → ア → エウ→イ→ア→エの順では膀胱充満像より後に腎実質相が来ることになり、時系列として成り立ちません。
- ⑷ エ → ア → ウ → イエ→ア→ウ→イの順は腎実質相から始まる点は合っていますが、その次に膀胱像が来てしまい、腎盂・尿管を飛ばす順序になります。
- ⑸ エ → ウ → イ → ア腎実質の濃染→腎盂腎杯の描出→尿管の描出→膀胱の充満という造影剤の流れの順に一致します。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。経静脈性尿路造影では、静注された造影剤が腎で濾過され、腎実質→腎杯・腎盂→尿管→膀胱と上流から下流へ順に移動します。したがって造影直後は腎実質全体が濃く染まるネフログラム相となり、次に腎杯・腎盂が明瞭に描出され、続いて尿管が写り、最後に膀胱に造影剤がたまって充満像となります。別冊の4枚をこの順序、すなわち腎実質のみが濃い像、腎盂腎杯が明瞭な像、尿管が写る像、膀胱が充満した像の順に並べると、エ→ウ→イ→アとなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成