トモシンセシスで正しいのはどれか。
トモシンセシスで正しいのはどれか。
- ⑴ 振り角は120 度以上である。振り角は装置や目的により異なりますが、おおむね15〜60度程度です。120度以上の広い範囲を回るのはCTの考え方です。
- ⑵ 断層厚は振り角に依存しない。断層厚は振り角に依存します。振り角が大きいほど深さ方向の分解能が上がり、断層厚は薄くなります。
- ⑶ 循環器用X 線撮影装置で用いられる。トモシンセシスは一般撮影装置や乳房用装置に搭載されます。循環器用X線撮影装置は血管の動きを見る装置で、断層再構成を目的としません。
- ⑷ 回転中心と回転中心から離れた画像の空間分解能は同等である。回転中心から離れるほど投影のずれが大きくなり、空間分解能は低下します。同等にはなりません。
- ⑸ step and shoot 方式では一定の角度ごとにX 線管を止めて撮影する。step and shoot方式は一定角度ごとにX線管を停止させて曝射する方式で、静止状態で撮影できるためぶれが抑えられます。
解説
正解は⑸です。トモシンセシスは、X線管を限られた角度範囲で動かしながら複数方向から投影データを集め、任意の高さの断面像を再構成する方法です。X線管の動かし方には連続的に照射する方式と、一定角度ごとに管を止めて曝射するstep and shoot方式があり、後者は静止した状態で撮影するためぶれが少ない利点があります。振り角は通常15〜60度程度で、断層厚は振り角が大きいほど薄くなり、回転中心から離れるほど分解能は低下します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成