肩関節の腱板を構成する構造で誤っているのはどれか。
肩関節の腱板を構成する構造で誤っているのはどれか。
- ⑴ 棘上筋腱腱板を構成する4腱の一つで、上腕骨大結節の上面に付着し外転に働きます。記述は正しいので正答ではありません。
- ⑵ 棘下筋腱腱板を構成する4腱の一つで、大結節に付着して外旋に働きます。記述は正しいので正答ではありません。
- ⑶ 小円筋腱腱板を構成する4腱の一つで、大結節の下部に付着して外旋に働きます。記述は正しいので正答ではありません。
- ⑷ 肩甲下筋腱腱板を構成する4腱の一つで、小結節に付着して内旋に働きます。記述は正しいので正答ではありません。
- ⑸ 上腕二頭筋長頭腱結節間溝を通って関節内を走り腱板と近接しますが、腱板を構成する4つの腱には含まれません。
解説
正解は⑸です。肩関節の腱板(回旋筋腱板、rotator cuff)は、棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋という4つの筋の腱が上腕骨頭を包み込むように付着して構成され、頭文字からSITSと覚えられます。これらは骨頭を関節窩に引き付けて安定させ、肩の回旋運動を担います。上腕二頭筋長頭腱は結節間溝を通って関節内を走り、腱板と近接して肩の安定にも関与しますが、腱板を構成する4つの腱には含まれません。腱板断裂では棘上筋腱が最も傷みやすく、MRIでの評価対象になることも押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成