門脈に流入するのはどれか。
門脈に流入するのはどれか。
- ⑴ 奇静脈奇静脈は胸壁や後腹壁の血液を集めて上大静脈へ注ぐ血管で、門脈系には属しません。
- ⑵ 腎静脈腎静脈は腎からの血液を下大静脈へ直接注ぎます。門脈へは流入しません。
- ⑶ 肺静脈肺静脈は肺で酸素化された血液を左心房へ戻す血管で、体循環の静脈とは系統が異なります。
- ⑷ 下大静脈流れが逆です。門脈血は肝を通ったのち肝静脈から下大静脈へ注ぎます。下大静脈は門脈より下流にあたります。
- ⑸ 上腸間膜静脈脾静脈と合流して門脈本幹を形成する血管で、小腸や右側結腸からの血液を肝へ運びます。
解説
正解は⑸です。門脈は消化管や脾臓から吸収・回収された血液を肝臓へ運ぶ静脈で、上腸間膜静脈と脾静脈が膵頭部の後方で合流して作られ、下腸間膜静脈は多くの場合脾静脈に合流します。この経路によって、腸で吸収された栄養素は全身の循環に入る前に肝臓で代謝を受けることになります。門脈血は肝小葉の類洞を通ったあと肝静脈へ集まり、下大静脈へ注いで心臓に戻ります。したがって下大静脈は門脈へ流入する側ではなく、門脈から見て下流にあたる血管です。この流れの順序を整理しておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成