ヨード造影剤の血管内投与の禁忌で正しいのはどれか。2 つ選べ。
ヨード造影剤の血管内投与の禁忌で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 小児小児は禁忌ではありません。体重に応じた投与量の調整や脱水への注意は必要ですが、投与自体は行われます。
- ⑵ 妊婦妊婦は禁忌ではなく、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に投与する有益性投与の扱いです。
- ⑶ 腸閉塞腸閉塞で問題になるのは経口の硫酸バリウムなどの消化管造影剤です。血管内へのヨード造影剤投与の禁忌ではありません。
- ⑷ 重篤な甲状腺疾患ヨードの負荷により甲状腺クリーゼなどを誘発する危険があるため、添付文書上の禁忌とされています。
- ⑸ ヨード過敏症の既往歴再投与で重篤なアナフィラキシーを起こす危険が高く、添付文書上の禁忌とされています。
解説
正解は⑷と⑸です。ヨード造影剤の添付文書では、ヨードまたはヨード造影剤に過敏症の既往歴がある患者と、重篤な甲状腺疾患のある患者が禁忌とされています。前者は再投与により重篤なアナフィラキシーを起こす危険があるためで、後者はヨードの負荷によって甲状腺クリーゼや甲状腺機能異常が誘発され得るためです。これに対して小児や妊婦は禁忌ではなく、妊婦は治療上の有益性が危険性を上回る場合に投与する「有益性投与」の扱いになります。腸閉塞が問題になるのは経口の硫酸バリウムであり、血管内投与の禁忌ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成