放射線情報システムから撮影装置に対して患者の検査に必要な情報を提供するために用い…
放射線情報システムから撮影装置に対して患者の検査に必要な情報を提供するために用いられるDICOM の機能(サービスクラス)はどれか。
- ⑴ storage撮影して生成した画像を画像サーバ(PACS)へ送って保存するためのサービスで、検査予定情報の受け渡しではありません。
- ⑵ verification通信相手と接続できるかを確認するだけのサービス(DICOM echo)で、情報の内容はやり取りしません。
- ⑶ query and retrieve〈Q/R〉保存済みの画像を検索して取り出すためのサービスで、これから行う検査の予定情報を取得するものではありません。
- ⑷ modality worklist management〈MWM〉RISの検査予定を装置へ提供し、患者情報や検査情報を手入力せずに取り込めるようにするサービスです。
- ⑸ modality performed procedure step〈MPPS〉撮影の開始・終了や実施内容を装置からRISへ通知するサービスで、情報の流れが逆向きになります。
解説
正解は⑷です。modality worklist management(MWM)は、放射線情報システム(RIS)が保持している受付済みの検査予定を、CTやMRIなどの撮影装置(モダリティ)からの問い合わせに応じて一覧として提供するDICOMのサービスクラスです。装置側は患者ID、氏名、生年月日、検査部位などを手入力せずに取り込めるため、入力ミスによる患者取り違えや画像の紐づけ誤りを防げます。撮影の進行状況を装置からRISへ返すのはMPPS、画像そのものを保管サーバへ送るのはstorageというように、役割ごとにサービスクラスが分かれています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成