密封小線源治療の対象となるのはどれか。2 つ選べ。
密封小線源治療の対象となるのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 喉頭癌喉頭癌は外部照射が標準で、機能温存を目的に分割照射を行います。線源を留置する部位としては適していません。
- ⑵ 卵巣癌卵巣癌は手術と化学療法が中心で、腹腔内に広がりやすいため線源を近接させる小線源治療の適応にはなりません。
- ⑶ 子宮頸癌子宮腔と腟にアプリケータを入れる腔内照射が確立しており、外部照射と併用して根治を目指します。
- ⑷ 前立腺癌125Iシードの永久刺入など組織内照射が確立した治療法として行われています。
- ⑸ 悪性リンパ腫悪性リンパ腫は全身性の疾患で化学療法が中心となり、必要に応じて外部照射を併用します。局所への線源留置は行いません。
解説
正解は⑶と⑷です。密封小線源治療は、線源を腫瘍のごく近くに置いて距離の逆二乗則によって局所に高線量を与える方法で、線源を留置・挿入できる管腔や実質に接近できる病変が対象になります。子宮頸癌では子宮腔と腟にアプリケータを挿入する腔内照射が根治治療の柱として外部照射と併用され、前立腺癌では125Iシードを永久刺入する組織内照射や高線量率の一時刺入が行われます。線源から離れると線量が急に落ちるため、広い範囲に散らばる病変や大きな腫瘤には向かないという適応の考え方を押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成