MLC の構造とビームの通過位置(別冊No. 8)を別に示す。MLC の透過線量…
MLC の構造とビームの通過位置(別冊No. 8)を別に示す。MLC の透過線量を示す用語の組合せで正しいのはどれか。A B
- ⑴ inter-leaf transmission ― leaf end transmissionAとBの割り当てが両方とも合いません。Aはリーフ本体を通っており、Bは先端ではなくリーフ間のすきまを通っています。
- ⑵ inter-leaf transmission ― intra-leaf transmissionAとBが入れ替わっています。リーフ中央を通るAがintra-leaf、境目を通るBがinter-leafです。
- ⑶ intra-leaf transmission ― leaf end transmissionAは正しいものの、Bはリーフ先端ではなく隣り合うリーフの側面のすきまを通っているのでleaf endではありません。
- ⑷ intra-leaf transmission ― inter-leaf transmissionリーフ本体を通るAがintra-leaf transmission、リーフ間のすきまを通るBがinter-leaf transmissionで一致します。
- ⑸ leaf end transmission ― intra-leaf transmissionAとBの語がいずれも実際の通過位置と対応していません。leaf endは対向するリーフ先端の間を通る成分です。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。MLCを突き抜ける線量は、通過する場所によって呼び分けます。リーフ本体の厚みそのものを透過する成分をintra-leaf transmission、隣り合うリーフの側面のすきまを抜ける成分をinter-leaf transmission、対向するリーフの先端の丸みの間を抜ける成分をleaf end transmissionと呼びます。図でリーフの中央を通っているAはintra-leaf、リーフとリーフの境目を通っているBはinter-leafにあたります。すきまを抜ける漏れは大きいため、リーフ側面は凹凸にかみ合うtongue and groove構造になっています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成