骨シンチグラフィで集積欠損像となるのはどれか。2 つ選べ。
骨シンチグラフィで集積欠損像となるのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 授乳期乳房授乳期の乳房は血流と代謝が盛んで乳腺に薬剤が集まるため、欠損ではなく集積亢進として写ります。
- ⑵ 尿漏れ部位99mTc標識薬剤は腎から尿へ排泄されるので、尿が付着した部位は放射能が濃く、集積亢進として写ります。
- ⑶ ペースメーカ金属製のペースメーカがγ線を減弱させ、その部位に一致した境界明瞭な欠損像を生じます。
- ⑷ 硫酸バリウム消化管内に残った硫酸バリウムは密度が高くγ線を減弱させるため、重なった骨の集積が抜けて見えます。
- ⑸ 放射性医薬品の投与部位の漏れ投与部位から漏れた薬剤はその局所に高濃度でとどまるため、強い集積亢進として写ります。
解説
正解は⑶と⑷です。骨シンチグラフィで集積欠損(コールドスポット)となるのは、骨代謝が低下している場合のほかに、体外や体内の高密度な物質が99mTcの140 keVのγ線を減弱させ、その後方の集積が見かけ上抜けて写る場合です。ペースメーカのような金属製の埋込み機器や、消化管内に残った硫酸バリウムはいずれも密度が高く、その部位に一致した境界明瞭な欠損像を作ります。一方、授乳期乳房や尿の汚染、投与部位からの薬剤の漏れはいずれも放射能が過剰に存在する部位なので、集積亢進(ホットスポット)として現れます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成